凍える寒さとも戦った前節のアウェイ・山形戦から中5日。疲労が抜け切れないまま3日間のトレーニングで集中的に施した金沢対策がハマり、大分が3試合ぶりの勝利をつかんだ。
今季から柳下監督の下でマンツーマンディフェンスを敷く金沢。その厳しいマークを逆手に取り、大分は連係してそれをはがしながら立て続けにゴールへと迫る。相手をつり出してスペースを空け、持ち出して数的優位な状況を作り、曖昧なポジショニングで金沢のマークをかく乱した。
めまぐるしく動く大分の選手を捕まえ切れない金沢は、ただちに守備を修正。ブロックを構え、球際に寄せるタイミングを調整する。
ボールを握って攻め込むものの、ゴール前で金沢の堅守に阻まれる大分にとってはもどかしい展開。セットプレーのチャンスもモノにできず、スコアレスのまま時間が流れる。一つのミスで失点すれば、流れは金沢に傾きそうだった。
ようやくゴールをこじ開けたのは75分。鈴木惇のフィードに抜け出した小手川がゴール前でつなぎ、後藤が頭で押し込んだ。辛抱強く細やかにボールを動かし続けた末に奪った先制点だった。
追加点を狙う大分と追う金沢との攻め合いは終盤まで見ごたえのある展開となったが、両軍ともネットは揺らせず。金沢の連勝は『2』でストップした。(ひぐらし ひなつ)