決定機の数で圧倒したC大阪が“勝ち試合”を甲府の粘りでモノにできなかった。
15分に守備の要CBの新井が負傷交代するアクシデントがあった甲府は、前半の後半からC大阪のパスワークやクロスに疲弊していき、C大阪の試合になりそうな雰囲気が漂った。48分に柿谷が杉本を裏に走らせるパスを出して杉本のゴールをアシスト。追加点を狙って清武が59分に投入されるが、甲府を苦しめる前に不用意なファウルでドゥドゥを倒してFKを献上。このチャンスに兵働が質の高いボールを入れ、新井に代わって緊急出場した畑尾がジャンプヘッドでプロ4年目の初ゴールを奪い同点に追い付いた。
終盤はC大阪が甲府ゴール前でワンタッチパスをつないだり、サイドから狙いの良いクロスを入れるなどして決定機を作るが、どれももう一歩。83分には松田が右から入れたクロスに杉本、柿谷、ソウザが飛び込むがギリギリで合わず。終了間際に木本が打ったシュートはGKに防がれるなど、甲府の体を張った粘りと運のなさで追加点は奪えなかった。「甲府に恩返しができていなかった」という畑尾のゴールで甲府が貴重な勝ち点1をホームで奪い取り、C大阪は勝ち点2を失った。(松尾 潤)