松本の飯田が「風の影響でラインが下がってしまった」と振り返ったように、風上を利して序盤から優勢に立ったのは京都。闘莉王とケヴィン・オリスの長身2トップにシンプルにボールを送る攻撃が奏功し、何度も松本ゴールに迫る。ところが前半の京都にはツキがなく、オリスのヘディング、石櫃のシュートがともにポストに嫌われて先制点を奪えない。
風向きが逆になった後半は、一進一退の展開に。京都の先制点は52分。クロスのこぼれ球を拾ったハ・ソンミンからのパスを闘莉王が受けると、反転しながらシュートを突き刺す。前節・愛媛戦でハットトリックを記録した闘莉王が、この日も西京極に歓喜を呼んだ。しかし、松本も追いすがる。63分、工藤のシュートがDFに当たって逆サイドまで流れると、攻め上がっていた飯田が押し込み同点弾を沈めた。
両チームの足が止まり始めた終盤はオープンな展開となり、京都は小屋松がゴール前でチャンスを2度迎えたが、GK村山の好守に阻まれ決め切れず。1-1の痛み分けで試合を終えた。
ホームで勝ち切れなかった京都だが、「自分たちの形ができつつある」と布部監督。難敵・松本を押し込んだ攻撃に手ごたえを得ている様子だった。(川瀬 太補)