セットプレーから得点を生んだ岡山が4試合ぶりに勝利を収めた。
4分にCKを獲得した岡山は、用意していたサインプレーを行う。伊藤がペナルティースポット付近に低い弾道のボールを供給。マークを外し走り込んだ関戸がシュートを放つと、DFに当たってこぼれたボールを喜山が押し込んだ。「みんなにそれぞれの役割があったセットプレーだったので本当に気持ちがいい」と藤本が笑みを浮かべたように、コーチングスタッフをはじめチーム全体で準備した形で得点を奪い、岡山は大きなアドバンテージを得て試合を進めていく。
もっとも、残り時間は山形の攻撃を受ける時間が圧倒的に長かった。試合後に加地が「(攻撃に)出ていく意志をもうちょっと見せられたらよかった」と振り返ったとおり、岡山はリードを守る意識が強過ぎた。しかし、守備陣は背後を突かれてもラインを下げることなく山形の攻撃に対応。そして、52分にオウンゴールによって追加点を奪取して試合終盤を迎えた。
岡山は3試合連続で試合終盤に失点中。デリケートにならざるを得ない時間帯に突入した矢先の76分に1点を返され暗雲が立ち込めた。しかし、喜山が「守備の練習をしている感じでやろう」と声を掛けて周囲をリラックスさせるなど、「みんなが強い気持ちを持ってやっていた」(篠原)。試合はそのまま2-1で終了。岡山がしっかりと勝ち点3をつかみ取ってみせた。(寺田 弘幸)