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J2リーグ 第9節
4/22(土) 15:00 @ 味スタ

東京V
3
1 前半 0
2 後半 1
試合終了
1
群馬

Column 試合後コラム

チームを前進させる固い結束

2017/4/26 10:00

 ゴール右にシュートを決めると、ドウグラス・ヴィエイラはその場にひざをつき雄叫びを上げた。その刹那、破顔したチームメートたちが歓喜の輪を作る。第9節にして、今季初得点。「待ち望んでいて、自分自身に強く要求していたゴール」(ヴィエイラ)をようやく手にできた喜びが、味スタのピッチで爆発した。
 前半終了間際のチャンスだった。高木善が得たPKであり、チームとしてもPKキッカーは高木善と決まっている。それでも、ヴィエイラは高木善に「蹴りたい」と申し出た。高木善は「自分だって決めたかったけれど、ドゥグ(ヴィエイラ)が決めていないのもあったし。点を取るとノッていくタイプだと思うので」と状況をおもんぱかり、ボールを譲った。
 ロティーナ監督の守備戦術をなんとか体現しようと守備で奮闘する背番号9。だが、これまで好機をことごとく外し、直近2試合はベンチスタートだった。そして、巡ってきた今節のチャンス。結果を残さなければ、先発起用は遠ざかるだろうシチュエーションで、ヴィエイラは見事に結果を手にした。これでノッた男はパフォーマンスを向上させて、53分にはアラン・ピニェイロのゴールをアシスト。高木善の心遣いが生きたとも言えるだろう。アシスト後、ゴールした背番号7の周りよりも、ヴィエイラに集まった人数が多かったことに、苦悩した彼に対するチームメートの温かさが表れていた。
 そんな姿を、ヴィエイラ自身が「チームが一つになっている証明」と胸を張る。首位に返り咲いた東京Vにはいま、団結力がある。主力にけが人が出たあとにそれを周囲がカバーしたように、苦しい思いをしている選手を周りが支え、ともに向上していく良い雰囲気が充満している。(田中 直希)

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