3年ぶりの対決は、スコアこそ動かなかったものの、見ごたえのある我慢比べとなった。
大分は立ち上がりからブロックを作り、これまでになく守備から入る姿勢を見せる。ラインをコンパクトに保って相手のシャドーをケアし、前線に長いボールを入れて攻める松本の長所を消しにかかった。
得意の攻め手を封じられた松本は、最終ラインからビルドアップする大分の足元を狙う。迫力あるチェックは時に大分を慌てさせる場面もあったが、得点に結び付くまでには至らない。
34分、宮阪が直接狙ったFKはクロスバーを直撃。42分には山岸のクロスを岸田が狙うが枠外と、双方とも好機を作りつつ得点できずに折り返した。
後半は松本に疲労が見えはじめ、大分が攻勢を強める。50分、伊佐の強烈なシュートはバーを叩いてラインを割ったかに見えたが、判定はノーゴール。
松本がパウリーニョを投入し宮阪を一列上げて形勢の挽回を図ると、大分は中盤の支配率を明け渡すまいと姫野を送り込む。ミスしたほうが敗戦必至という拮抗した展開の中、77分には姫野のパスミスを拾った三島がGKと1対1でシュートを放つが、惜しくも枠を捉え切れなかった。
試合後、両指揮官は互いに相手の堅守を嘆いたが、狙いがハマったと言えるのは大分の側。守備からリズムを作るという新たなオプションも確立した。(ひぐらし ひなつ)