岐阜の完勝だった。
群馬は序盤こそ前線からのプレッシングとロングボールで岐阜ゴールに迫る。しかし、立ち上がりに2度の決定機を逃すとリズムは一変。群馬は、シシ−ニョ、永島の動きに幻惑されてプレスの的を絞れなくなっていく。19分、岐阜に15本以上のパスをつながれて守備がいなされると、センターサークル付近から庄司が入れた縦パスへの反応が遅れて対応が後手に回る。そして、パク・ゴンのアタックがかわされると、最終ラインのマークがズレて最後は田中に豪快なショットを決められた。「岐阜の中盤3枚の動きがつかまえられずに難しい状況になってしまった」とは松下。直後の25分には、岐阜の左CKをダイレクトで折り返され、マークが完全に外れた難波にフリーで追加点を流し込まれる。0-2とされた群馬は後半、高井、マテウスら攻撃的プレーヤーを投入し反撃に出るが、システム、戦術ともに未熟な部分を露呈、そのままゲームを終えた。
6戦無敗の3連勝を達成した岐阜に対し、群馬は開幕11試合勝ちなし。岐阜が余裕と自信を持ってプレーしていた一方で、群馬はベンチワークを含めてパニック状態。チームの勢いの差は歴然だった。(伊藤 寿学)