2連敗で3連戦の3戦目に挑んだ岡山はフレッシュな選手をピッチに送り出した。「前に行く選手を選んだ」という長澤監督は、今季初先発の石毛や7試合ぶりの先発の豊川を前線に配して活力のあるチームを構成。25分にカウンターを浴びて徳島に先制点を許してもひるまなかった。36分に豊川がCKから同点ゴールを挙げると岡山は勢いに乗り、「1点目を取ってからチーム全体がリラックスしてしまった」(リカルド・ロドリゲス監督)徳島を呑み込んでいく。40分には厚みのある攻撃をしかけて塚川のJ初ゴールで逆転に成功した。
とはいえ、岡山の若さは逆の目にも出た。後半に最初のチャンスをつかんだ豊川は決め切れず、3バックに布陣を変更して圧力を強めた徳島の攻撃をはね返せなくなる。そして60分、パク・ヒョンジンの背後を突いた島屋のクロスに渡が飛び込んで試合は振り出しに戻った。
それでも岡山はうつむかなかった。途中出場の三村がスピードに乗ったドリブルで攻撃を加速させ、80分に塚川の縦パスを受けた石毛が前を向いてラストパスを送ると、藤本が巧みに相手をかわして左足を振り抜いてJ初ゴールを奪取。岡山が若くエネルギッシュなパワーで徳島を振り切り連敗をストップした。(寺田 弘幸)