取って、取られて、また取って。気温30℃を超す中で行われた3連戦最後の試合は、まさに死力を尽くす好ゲームとなった。勝ったのは山形。スコアは3-2、それも後半ロスタイムでの決着だった。
先制したのはCKから阪野が決めた山形だったが、後半開始から間もない51分、ロングボールを引き出した小野瀬から最後はポストのはね返りを和田が決めて山口が追い付く。このあとは互いに運動量が落ちたことで間延びする中、ボールを扱う際のミスも増え、カウンターの多いオープンな展開。両チームの消耗がより一層進むこととなった。
69分、途中出場・永藤のゴールで山形が再びリードすると、山口も途中出場・清永などが左サイドから攻め、何度もCKのチャンスを獲得した。ようやく実を結んだのは89分。池上のCKからニアに飛び込んだ大石が頭で合わせた。しかし、これでは終わらない。ダメージの大きい失点を喫した山形だったが、90+3分に得たFKを瀬沼がヘディングで叩き込み三たび突き放す。山形は3人で3得点を挙げたが、アシストはすべて瀬川。精度の高い左足が勝負を決めた。
山口は二つの3連戦で1分5敗と低迷したが、この試合では攻撃の色を十分に出し、今後を期待させる内容だった。一方、山形はホームで連勝し10位まで浮上。負傷からの復帰組も加え、次節から上位進出を懸けたアウェイ2連戦に挑む。(佐藤 円)