先制されるも、柏が今季最多の4得点快勝
「暫定ではあるが1番上に立とう」。そう指揮官に送り出された柏の選手たちがホームで躍動。今季最多の4得点を奪い大宮を粉砕した。
柏の試合への入りはどこかフワッとしていた。キックオフ直後、大宮のロングフィードをうまく処理できずCKに。これはクリアするが、続けてCKを与えると、大宮へ移籍後初めて日立台に帰ってきた茨田が、柏サポーターから容赦なく浴びせられるブーイングをものともせずに精度の高いボールをニアへ供給。これを中谷がはじき返し切れず、ファーサイドに流れたクリアボールを河本に頭で押し込まれ、2分という早い時間に先制点を献上した。
しかし、失点した時間があまりにも早過ぎ、切り替える時間が十分に残されていたこと、そして前半のうちに追い付いたことが圧巻の逆転劇へつながった。
失点直後こそバタつくシーンも見られたが、徐々にボールを握り始めると、大宮の最終ラインの背後に次々とボールを供給。大宮の守備ブロックを攻略しにかかる。それが結実したのが40分。左サイドからクリスティアーノがクロスを上げると、相手に当たったボールは不規則な回転がかかりゴール前へ。これをGK塩田がファンブルしたところを、ゴール前に詰めていた伊東が押し込み、試合を振り出しに戻した。
後半に入ると、パスミスや消極的なプレーが目立つアウェイチームを相手に、柏が一気呵成のゴールラッシュを披露。59分、右サイドを突破して伊東がクロスを上げると、これを武富が頭で合わせて逆転。64分にもFKの流れから再び武富が押し込んだ。その3分後にはクリスティアーノが強烈なシュートを突き刺し、わずか8分間で3点を奪い試合を決めた。
85分に一瞬のスキを突かれ、瀬川にJ1リーグ戦初得点を許すが、大宮の反撃もここまで。柏が14年以来、3年ぶりのリーグ戦7連勝を達成し、暫定首位に浮上。次節の浦和との大一番にはずみを付けた。(須賀 大輔)