クリスランの2ゴール。仙台は交代で攻勢を強める
呂比須監督初陣となった前節で無失点勝利を挙げた新潟に対し、仙台の渡邉監督は「新潟はもともと守備から入るチームだが、その守備が今までとはまったく違う」と、低い位置で守備陣形を整え、そこから狙ってくる高速カウンターを警戒して、この試合に臨んだ。ここ数試合の仙台はゲームを支配しながら勝ち点3を取れていない展開が続いていただけに、迫力とバリエーションが増している攻撃で新潟の守備を打ち破れるかが注目点となる試合だった。
そして実際に、新潟は前節同様の[4-2-3-1]の布陣を敷き、人数をかけた守備でゲームに入ってきた。これに対し仙台は、立ち上がりから主導権を握る。4分には右サイドの蜂須賀と石原とのパス交換から連続攻撃をしかけたが、これは相手DFに寄せられてゴールはできなかった。
その後も右サイドを中心に猛攻をしかける仙台に対して、専守防衛でカウンターを狙う新潟、という構図が続く。仙台は18分に抜け出した石原がゴール正面からシュートを狙ったが、これはDFに阻まれた。また、28分にはCKに大岩が頭で合わせたが上に外れた。一方の新潟は、終了間際のCK獲得以外は、なかなかチャンスを作れないまま45分を終えた。
後半は立ち上がりにホニのカウンター攻撃から新潟が一時的にチャンスをつかみかけたが、これをしのいだ仙台が再び攻勢に。ところが先制点は耐え続けた新潟が奪った。62分、カウンターからチアゴ・ガリャルドがゴール。これで守る側が優位に立ったかと思われたが、仙台は66分にクリスランと西村を同時投入。さらに74分には中野が入って攻勢を強めた。すると83分、クリスランが自ら獲得したPKを決め同点に。さらに1分後、クリスランが永戸のクロスを押しこんで仙台が逆転した。最後に笑ったのは、攻め続けた仙台だった。(板垣 晴朗)