策を講じ合った両指揮官。集中力で勝負は決す
神戸vsC大阪の“第2ラウンド”だ。24日のルヴァンカップ第6節で対戦したばかりの関西の両雄が再び相対した。第1ラウンドでターンオーバーしていたC大阪は柿谷や杉本らを先発に戻し、リーグ戦3連勝へアクセル全開。一方の神戸はコンパクトな陣形を原則にボール奪取からの素早い攻撃を狙った。
序盤からポゼッションを高めたC大阪は、ビルドアップからアタッキングサードに攻め込む。杉本の裏抜け、ソウザのミドルシュートなど神戸ゴールに迫りつつ、攻守にリズムを作ると29分、歓喜の瞬間を手繰り寄せる。マテイ・ヨニッチの繰り出したロングフィードが最終ラインの背後を取った山村に通り、冷静なシュートが神戸ゴールを陥れた。
攻め手を欠く神戸だったがネルシーニョ監督は「前半は残り15分くらいあったが、ここは変えなければいけない」と決断。36分にウエスクレイを前線に入れ、中盤を自由に動く戦術に変更。その3分後、ウエスクレイから中坂、高橋秀とつながり、最後は渡邉が豪快な反転シュートで同点とした。
ここからペースを握った神戸。ところが、C大阪もまた、交代出場した選手が躍動する。64分、ペナルティーエリア左から山村がファーサイドに上げたクロスを水沼が右足のダイレクトボレーでニアを射抜き、再びリードを奪った。
神戸は田中順、小林を投入して攻撃を加速させるが、C大阪は冷静に守備ブロックを作り、随所に追加点のチャンスを創り出す。最後まで神戸の反撃を抑えたC大阪のユン・ジョンファン監督は「集中力のところで勝負が決まった」と試合を振り返る。C大阪が勝ち点を『25』に伸ばし、暫定3位に浮上した。(小野 慶太)