うだる暑さの中、互いのつぶし合いでスタートしたミラーゲームは、ともに「勝ち切れなかった」という思いで勝ち点1ずつを積み上げる結果となった。
立ち上がりに見せた前線からの激しいプレスを間もなく緩め、岡山はブロックを構えて大分の攻撃を受ける。これにより前半は大分が主導権を握り、ボールを動かしながら積極的に攻めるが、最後のところで岡山の守備に阻まれ、得点を奪うことができない。35分に國分の放った鋭いミドルシュートも、GK一森にかき出された。
シュートを打てずに前半を終えた岡山は、後半頭から関戸と武田の配置を入れ替え、中盤に安定感をもたらす。すると51分、加地のアーリークロスを豊川が落としたところへ、後半からシャドーに入った武田が相手をはがして走り込みシュート。初メンバー入りしたルーキーの初ゴールで岡山が先制した。
疲労の見える大分は、次第に局面で岡山に上回られる場面が増える。70分には鈴木惇からのパスを受けた伊佐が前を向き、意地の同点ゴールを決めたが、それ以降も岡山のペースが続いた。勝ち越しを狙ってバランスを崩す大分のスペースを自由に使う岡山は、82分、三村のクロスに関戸が頭で合わせるビッグチャンスを迎えたが、これは惜しくも枠の左に外れた。
大分は最後まで流れを引き戻せないままタイムアップ。歯切れの悪い一戦となった。(ひぐらし ひなつ)