■横浜F・マリノス
3連勝をムダにしないために
グループステージにおける横浜FMの戦い方は首尾一貫している。エリク・モンバエルツ監督はプレーオフステージ進出を懸けた重要な最終節でもリーグ戦からの先発総入れ替えを実行し、さらに「けがから戻ってきた選手たちのプレータイムは慎重に考えたい」という姿勢を崩さない。負傷明けで久しぶりの先発となる中町や富樫は途中交代が濃厚で、けがを抱えながらもベンチ入りする齋藤の投入は試合展開次第だろう。
2連敗後の3連勝によって、広島戦は引き分け以上でプレーオフステージ進出を決められる状況を作った。ここまでカップ戦全試合でゴールマウスを守ってきた杉本は「広島に負けたら3連勝は意味のないものになる」と語気を強める。リーグ戦であまり出番が訪れない面々が意地を見せ、目に見える成果を手にしたい。(藤井 雅彦)
■サンフレッチェ広島
先発を外れた“主力級”の正念場
勝たなければ次のステージに進むことはできないが、広島はこれまでルヴァンカップを戦ってきたスタンスを変えず、ただし直近のリーグ戦から選手を入れ替えて臨む。もっとも、千葉をはじめ主力級の選手も多くいて、前線の3人は今季のリーグ開幕戦で先発に名を連ねた選手たちだ。特に工藤とフェリペ・シウバは補強の目玉として期待されたものの、現在はリーグ戦の先発を外れている。5月27日の磐田戦は0-0で試合が推移しながらも工藤が後半ロスタイムにピッチに送られただけ。二人は指揮官の信頼を急速に失っている。「ホームで勝ちにいくときに、あの時間で投入されることの意味は僕自身も分かっていた。だからこそ明日の試合は大事になる」(工藤)。勝利するために得点が必要な一戦。彼らの意地に期待したい。(寺田 弘幸)