札幌、痛恨の4連敗。先制後はややジリ貧に
3連敗で降格圏の16位・広島との勝ち点差が『2』まで詰まっていた札幌は、4日前のルヴァンカップ・柏戦にもほぼベストメンバーを投入していた。今季ここまでの札幌であればターンオーバーを敢行するところだったが、グループステージ突破が懸かっていたことに加え「(公式戦での)連敗を止めたい」(四方田監督)という思いから必勝態勢で挑み見事勝利。その勢いをどこまでこの神戸戦につなげられるかは、札幌の今後の浮沈を左右する大きな要素と目され、この試合が持つ意味は極めて大きかった。
柏戦の先発のうち8人がこの試合でもスタートからピッチに立ち、2-1で勝利した4日前の流れをそのまま注入しようという意図も強く感じ取れた。
試合はいきなり動いた。3分、左からのCKを都倉が折り返すと、ジュリーニョが押し込んで先制。3連敗はどれも無得点での敗戦だったが、その悪い流れをあっさりと断ち切ってみせたのである。
ここからの構図はハッキリとしていた。早い時間にリードを許した神戸がボール保持を高めながら札幌を攻め立て、先制したことで多少守備の意識を強めた札幌がカウンターで背後を狙う。展開としては分かりやすいシチュエーションだった。ただし、早々からそうした展開となっていたため、札幌は後手に回り続けることでラインが深くなったり、ファウルで止めるような場面が目立つようになっていった。そして前半終了間際、神戸が小川の見事なヘッドで試合を振り出しに戻す。後半も神戸がボールを動かし、札幌がカウンターで応戦する展開が続き、次の1点が勝負を決めそうな空気感が漂った。
そして90分、ゴール前のこぼれをニウトンが叩き込んで勝負アリ。試合前、「今日の試合を良いきっかけにしなければいけない」(都倉)と強い決意で挑んだ札幌だったが、痛恨の4連敗となった。(斉藤 宏則)