試合後の両指揮官が対照的な面持ちで内容と結果を振り返るドローゲームだった。
試合の主導権は岐阜が取った。23分、敵陣左サイドで古橋がボールを奪取し速攻をしかけると、最後は大本がチェックに来た山形DF3人の隙間を射抜く、うれしいプロ初ゴールで先制に成功。その後も岐阜は次々と山形ゴールを脅かした。
しかし後半開始から山形の木山監督が中盤をダイヤモンドの[4-4-2]に変更すると、それまで攻め続けていた岐阜は一瞬のスキを突かれてしまう。71分、山形の高木に右サイド深くまで侵入されマイナスに折り返されると、フリーで走り込んだ中村に右足で同点ゴールを叩き込まれた。
その後、交代カードを切ってなんとか勝利を目指した岐阜だが、流れがあるときに2点目を奪えなかったことが最後まで響き、結局1-1で試合終了。
試合後、「相手の陣形変化でしんどい感じになった。ベンチワークの問題もある」と語ったのは岐阜の大木監督。表情からは少し疲れが見てとれ、先制し優位に進めた試合を結果につなげられなかったことに肩を落としていた。
一方の山形だが、これで7戦負けなし。前半を粘って後半に盛り返した格好だ。木山監督も「後半は山形のゲーム。引き分けは妥当な結果」と納得の表情で試合を振り返った。(岩波 陽平)