片山と石毛の今季初ゴールで岡山が逆転勝利
試合立ち上がりから繰り広げられたプレス合戦は岡山がやや優勢に立ち、千葉のハイラインを突いていく。一方、千葉は指宿と清武の2トップがゴールへ向かう勢いを前面に出して、岡山の守備をこじ開けにかかる。どちらが力負けするか、どこまで集中力を保てるか。試合は良い緊張感が漂う中で進んでいき、34分に豪快な一撃が決まってスコアが動いた。
千葉が変化を付けたFKからゴール前にクロスを送ると、GKがはじいたボールを拾ったキム・ボムヨンが冷静にコントロールして左足を一閃。これがネット右上に突き刺さり、千葉が先制点を奪取した。
先制を許した岡山だったが、気落ちすることなく引き続き千葉のディフェンスラインに圧力を掛けていく。すると前半ロスタイム、GK一森が千葉のディフェンスラインの背後にボールを蹴り込むと、岡野とGK佐藤優の二人が連係ミス。これを突いた途中出場の片山が無人のゴールに流し込み、岡山が前半のうちに同点に追い付いた。
岡山は後半に入ると、さらにギアを上げて千葉のディフェンスラインに圧力を掛けていく。そして54分、千葉はプレスの圧力に屈する形で再びミスを起こした。敵陣深くでキム・ボムヨンのパスをカットした片山がペナルティーエリア内に侵入。そのままゴール前に持ち込むと、DFにあたってこぼれたボールを石毛が蹴り込み、岡山が逆転に成功した。
岡山に逆転を許した千葉はディフェンスラインを4枚に変更し、FWの船山を投入して3トップを形成。3バックに3トップをぶつける形で、岡山を攻め立てた。そして72分にはカウンターからその船山がゴール前で決定機を迎える狙いどおりの形を作ったが、シュートは惜しくもバーを叩いた。
千葉を力で上回ったわけではなかった岡山だが、チームが一つになって集中力を切らすことなく戦い抜き、見事逆転での勝利を手繰り寄せた。(寺田 弘幸)