後半ロスタイム、千葉のゴールは幻に終わる
千葉が今季無敗のホーム・フクアリに首位・福岡を迎えた一戦。近隣の野球場からの砂塵が舞う悪コンデションにもかかわらず、攻守が目まぐるしく入れ替わる好ゲームとなった。前節からシステムを変更し、[4-3-3]で臨んだ千葉に対し、福岡は最近の基本布陣である[3-4-2-1]でスタート。立ち上がりそのギャップを生かしたのはホームチーム。意識的にサイド攻撃からクロスを供給するも、ゴールを脅かすまでには至らず。13分の船山のシュートもGK兼田の好セーブに阻まれた。
一方のアウェイチームも早々に打開策を打つ。「(千葉は)想定していたシステムではなかったが、3トップの対策もしていたので、スムーズに変更をできた」(井原監督)。15分ごろ、CBの冨安をボランチに移し、[4-4-2]に移行すると、ウェリントンのポストプレーが機能し始め、流れをつかむ。22分、山瀬が高いディフェンスラインの裏を突き、シュートを放つが、これは近藤が必死のブロック。42分には自陣深くからのカウンター。しかし、クロスを三門が右足で合わせるもネットは揺らせなかった。
後半はポゼッションの千葉に対し、カウンターの福岡という構図がより鮮明になる中、決定機を多く作ったのは後者。ただ、68分にウィリアン・ポッピ、71分に三門が迎えたビッグチャンスではGK山本海が好セーブを連発。千葉はロスタイムにCKからのこぼれ球を途中出場の熊谷が押し込んだかにも見えたが、ゴールは認められず、結局、ドロー決着となった。
福岡は貴重な勝ち点1を積み上げ、首位を堅持。一方の千葉もミスから2失点した前節の反省を生かし、クリーンシートを達成したのは収穫だった。(大林 洋平)