下位直接対決は大宮に軍配。新潟はシュート12本で無得点、大宮は2本で2得点
最下位の新潟が、ホームに17位の大宮を迎えた一戦。試合開始時点で勝ち点8同士。この直接対決で、勝ち点3をつかんだのは、アウェイ大宮だった。
立ち上がりから勢い良く攻め込んだのは新潟だった。故障明けで5試合ぶりの出場となった矢野が右サイドハーフに入ると、キックオフ直後のロングフィードを収め、そこから山崎がシュート。矢野は試合を通じて攻撃の起点として存在感を発揮した。
互いにコンパクトな陣形でせめぎあう時間が続いたが、大宮のパスワークで徐々に新潟のプレスが緩み、バイタルエリアを使われるようになる。すると27分、大宮に先制点が生まれる。右サイドハーフの岩上からのクロスのこぼれ球がつながり、左サイドの江坂へ。江坂は中央の大山とのワンツーでゴール前へ抜け出し、スルーパスを受けてGKの股下を射抜く。さらに33分には、新潟のクリアミスから、江坂がこの日2点目を決めて、大宮がわずか6分間で2-0とする。
これを受けて呂比須監督は39分、ロメロ・フランクに代えて成岡を投入し、[4-2-3-1]から[4-1-4-1]に変更。前からの圧力を強めていく。60分に山崎が1点を返すと攻勢を強め、次々にシュートが生まれたが、得点に結び付かない。すると大宮の伊藤監督は85分、MF茨田に代えてDF山越を投入。5バックにして猛攻をしのぎ、自身就任後、リーグ戦初勝利をもぎとることに成功した。
90分をとおして新潟のシュートは12本、大宮は2本。「相手は二つのチャンスしか作れなかったが、その二つをモノにした」(呂比須監督)。失点後にメンタルが崩れる部分は解消され、攻撃パターンも増えてきたが、決定力不足は引き続きの課題となっている。(野本 桂子)