1点に終わったC大阪。逃げ切りたかった清水
3分、C大阪はスローインの流れから、チアゴ・アウベスのクロスをチョン・テセにヘッドで合わせられ、清水に先制を許した。中断明けの初戦。「入りが大事」とC大阪の選手たちは試合前に話していたが、見事に出鼻をくじかれる格好となった。それでも、崩れることなく立て直したが、この日は杉本がブレーキ。9分、28分、41分と何度となく決定機を迎えるも、決め切ることができない。立ち上がりはアグレッシブなプレーを見せた清水は、得点後は守勢に回る時間が続いた。カウンターからアウベスが突破を図るなど、槍の脅威はちらつかせるも、攻撃は単発に終わる。
後半開始からユン・ジョンファン監督は木本に代えて清武を投入。山村をボランチに下げ、清武をトップ下に据えた。“攻めるC大阪、耐える清水”の構図は前半より鮮明になる。清水を自陣に釘付けにして攻め込むC大阪だが、最後のクロスが合わず、1点が遠い。すると、ユン・ジョンファン監督は82分、松田に代えて藤本を投入。システムを[3-5-2]に変更し、パワープレーに活路を見いだす。
そして、後半ロスタイム、途中出場の澤上が得たFKからついに同点に追い付く。丸橋の蹴ったFKははね返され、水沼のシュートもDFにブロックされたが、そのこぼれ球を拾った山口が前線へ浮き球のパスを送ると、藤本と競り合った清水の松原の手にボールが当たる。村上主審がハンドでPKの判定を下すと、これを清武が落ち着いて決め、試合は1-1で終了した。
チャンスの数を考えると、1得点では物足りないC大阪。しっかりと試合を終わらせたかった清水。両チームにとって、勝ち点3を逃したと言える、長居の痛み分けだった。(小田 尚史)