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J1リーグ 第15節
6/17(土) 19:00 @ ノエスタ

神戸
0
0 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
G大阪

Column 試合後コラム

パトリック起用は奇策にあらず。長谷川采配の妙

2017/6/19 15:00

 14年以降、ネルシーニョ監督率いるチームには1勝1分4敗。対神戸というよりは“対ネルシーニョ”がテーマだった一戦をG大阪は1-0で勝ち切った。光ったのは選手たちのメンタル面と戦術面の双方で功を奏した長谷川監督のマネジメント術である。
 昨季2敗を喫した神戸に対し、指揮官が選択したFWは6月末で契約が終了するパトリックだった。
 昨年10月に全治8カ月の重傷を負い、5月末のJ3第10節・C大阪U-23戦で戦線復帰。そんなブラジル人アタッカーを起用したのは決して温情采配ではなかった。「先週の紅白戦で一番アグレッシブだった」(長谷川監督)。就任以来、一貫してきた起用方針は、練習中の取り組みをピッチに反映させることだ。
 また、「契約が終わるまで僕はガンバの選手」と公言し、ハードワークし続ける背番号55の抜擢には、対神戸を見据えた戦術的な狙いも込められていた。神戸の両ボランチの圧力もあって、「なかなか中盤でタメが作れなかった」(長谷川監督)前半。しかし、今季ワーストの3失点を喫して敗れた前節・磐田戦の反省を受け、選手たちは割り切っていた。「最初から主導権を握りたかったけど、前半は我慢しながらと思っていた」(遠藤)。前半はシンプルに裏を突くパトリックへの“縦ポン”で失点しない戦いを選択した。
 一転して後半には、52分の長沢投入で攻撃のギアを入れたG大阪。決勝ゴールに絡んだ二人はパトリックに対するチームの思いを口にした。「14年に三冠を獲れたのはパトリックのおかげ。パト(パトリック)のためにも今日は絶対に勝ちたかった」と振り返ったのは絶妙アシストで長沢の決勝点をお膳立てした倉田である。そして、ゴール後にベンチで待つ背番号55の元に駆け寄った長沢も「パトのぶんまでという思いは強かった」と語った。
 パトリックの起用は奇策にあらず―。長谷川采配の妙が勝ち点3をもたらした。(下薗 昌記)

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