大宮に落とし穴。ミスから流れを失い、後半立て続けに2失点
6月を好調のまま乗り切った2チームの対戦は、前半から互いに譲らず拮抗した展開となった。ポゼッションはほぼ互角ながら、大宮がパスで組み立て、横浜FMもサイド攻撃とカウンターから牙を剥く。ゴール前に攻め込むシーンは両者とも少なかったものの、攻防のクオリティーは決して低くなかった。
その中でも大宮は34分に和田のクロスから江坂が、横浜FMは38分に天野のCKから中町が決定的なシーンを迎えたが、いずれもシュートは枠を捉えられず。スコアレスのまま前半を終えた。
勝負の後半、先にリズムを握ったのは大宮。勢いを持って試合に入っていくと、江坂、大前らがスペースを活用してシュートに持ち込む。流れの良さは明らかだったが、そこに落とし穴があった。「後半になってどこでパワーを掛けるかというところで、良い流れで入っていたが、そのあとのちょっとしたミスから流れを失った」(伊藤監督)。
59分、ウーゴ・ヴィエイラにポストプレーを許してカウンターの起点を作られると、マルティノスに中央をドリブルで破られて失点。さらに68分には自陣でのパスミスから山中へのプレッシャーが甘くなり、豪快なミドルシュートを叩き込まれて2失点目。拮抗した展開から一転、大宮は10分足らずで2点のビハインドを負うことになった。
73分に菊地を投入して[3-5-2]に変更した大宮はパワーを持って横浜FMゴールに襲いかかり、78分にセットプレーから菊地が1点を返す。直後にはマテウスが際どいシュートを放つなど、大宮の反撃は続いたが、堅守の横浜FMから2点目を奪うまでには至らず、1-2のまま試合終了。横浜FMは5連勝達成、大宮は1試合でJ2降格圏に逆戻りとなった。(片村 光博)