自信の差。磐田は4連勝、新潟は最下位脱出ならず
磐田がアウェイで2-0の完封勝利を収め、リーグ戦4連勝でハーフシーズンを締めくくった。名波監督は「最終的には自信の差。3連勝して自信があるぶん、前向きに動き出せたり、後ろに余らずにアプローチに行けたりと、相手の良い判断をどんどん消せたことが勝因」と振り返った。一方で新潟の呂比須ワグナー監督は「ちょっとしたミスが重なり、それが失点パターンになっている」と悔やんだ。磐田の得点場面は、まさに双方のいまの状況を象徴するものだった。40分、CKの流れから新潟のクリアミスをアダイウトンが中村俊へつなぐ。サックスブルーの10番はタッチライン際までしかけると、飛び込んできた堀米を冷静にかわし、ペナルティーエリア内の川辺へ折り返す。その川辺が「相手が食い付いてきて、ファウルでもPKになるのでしかけた。何か起こると思った」と、鋭いボールをゴール前に送ると、これがオウンゴールを誘発した。
さらに追加点は、中村俊の素早いサイドチェンジのFKから。対応に出た原の背後にできたスペースに、川辺がすかさず縦パスを送り、抜け出した森下がクロス。またも新潟のクリアが短くなり、これを走り込んできた櫻内がダイレクトボレーで仕留めた。
2点のリードを奪ってから、自陣で[5-4-1]のブロックを敷く磐田に対し、新潟は加藤を中心にボールを動かしながら攻め手を探るが、相手の壁を崩すことはできず、試合はそのまま終了した。
新潟はクラブワーストの5連敗を記録し、最下位脱出のチャンスも逃した。呂比須監督は「ある意味では新しいやり方も探さなければいけない」とコメント。J1残留に向け、さらなる立て直しを図る。(野本 桂子)