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J1リーグ 第17節
7/1(土) 19:00 @ NACK

大宮
1
0 前半 0
1 後半 2
試合終了
2
横浜FM

Column 試合後コラム

勝利の方程式継続と日替わりヒーローの誕生

2017/7/3 18:04

 我慢と辛抱を厭わず前半を耐えしのぎ、後半に好機が巡ってきた瞬間を逃さない。それが横浜FMの勝ちパターンになっている。5連勝すべてで前半無失点ゲームを演じており、まずは守備に軸足を置く戦いを続けられていることが好調の最たる要因だ。
 しかし、どの試合も盤石の勝利ではない。それは今節の前半を見ても一目瞭然。拮抗した我慢比べは両チームの前半シュート本数を見ても明らかだろう(大宮1本、横浜FM2本)。それでもゲームクオリティーが低かったわけではない。娯楽性という点では物足りないが、緊迫感に包まれたままハーフタイムを迎えた。決して慌てず後半に臨めるのは「0-0の状況でもみんなが割り切ってプレーできている」(中澤)ことが大きい。
 それに加えて日替わりヒーローのように主役が変わることでチームに勢いをもたらしている。今節では、山中が今季初得点となる決勝点を記録した。開幕当初は負傷の影響もあってベンチ入りすらできなかったが、ルヴァンカップで出場機会を増やし、リーグ戦での先発を勝ち取り、とうとう得点まで決めた。目の覚めるような弾道で突き刺さったミドルシュートの背景には、背番号24の我慢と辛抱がある。
 また、ここへきて選手層が厚くなっているため、先発選手も気を抜けない状況が続く。レギュラーボランチとしてエリク・モンバエルツ監督からの信頼が厚い喜田だが、不在時に中町と扇原のコンビが存在感を発揮して勝利に貢献しており、復帰戦となった今節ではベンチスタートで出番がなかった。このあたりに現在の横浜FMの充実度がうかがえる。
 繰り返すが5連勝を飾ってはいるものの、余裕のある試合などなかった。そして、試合日時点で暫定4位に浮上したとはいえ、順位表ではまだ上に位置するチームがある。油断や慢心が生まれる状況ではなく、勝ち続けなければならない挑戦者の立場は変わらない。「良い形で歯車がかみ合ってきた」(中澤)トリコロールは、現状に満足せずに上を見据える。(藤井 雅彦)

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