大量6失点で敗れた前節・徳島戦の結果を受け、山形は小幅ながら先発メンバーの入れ替えを行った。しかし、7分にそれがマイナスに作用。けがから復帰し今季リーグ戦初出場となったCB宇佐美が不用意な横パス。これをカットし、ペナルティーエリア内に侵入した中島が宇佐美に倒され、PKを獲得。古巣との対戦となった中島が自ら決めて、町田が先制した。
山形は前節も11分にPKから先制を許し、それが大量失点につながったことから、ここからのリバウンドメンタリティーが試された。しかし、ボランチ・風間を最終ラインに下げて繰り出すビルドアップが不調。中盤の本田から逆サイドに展開するパスは何本かあったものの、それ以外は町田のハイプレスの網にかかりカウンターを受けるケースが多かった。29分には左サイドを破られ、戸高のグラウンダーのクロスからまたも中島に決められ、リードを広げられた。
2点を追う山形は後半開始から押し込む時間帯も作ったが57分、戸高に技ありの切り返しからゴールを決められると、反撃も80分の1点にとどまった。
天皇杯2回戦・大分戦、前節・東京V戦と4失点の試合が続いていた町田は、会心の内容でリーグ戦5試合ぶりの勝利。昨季から山形戦3連勝と相性の良さを発揮した。前半にDF大谷が負傷交代するアクシデントはあったが、ボールへの執着心を失わない守備のタイトさで、課題である終盤の失点を1点にとどめた。(佐藤 円)