マンパワーとセットプレーで岡山は7戦無敗
岡山が13試合無敗で5連勝中の水戸を止めた。「マンパワーとセットプレーにやられてしまった」と西ケ谷監督。今季ホームで初先発した赤嶺が抜群の存在感を発揮し、ロングスローも含めたセットプレーで違いを生み出していく。岡山はホームで思い切り自分たちの武器を振りかざし、「勇敢に戦ってくれた」と長澤監督は選手たちを称えた。
プレスに一体感がなく運動量も伴っていなかった水戸の間隙を突いて岡山は主導権を握った。勇気を持ってパスをつないで敵陣深くまで侵入し、23分にセットプレーから先制点を奪取。理想的な展開に持ち込んだ岡山は、その後に畳み掛けられない甘さや追加点のチャンスを逃す拙さも見せたが、守備における集中力は常に高く保って試合を進めていった。
ビハインドの水戸はGK笠原を中心に我慢強く戦いながら反撃のチャンスを待ち、途中出場の湯澤が左サイドを活性化させて、試合終盤はパウロンの迫力ある攻撃参加で岡山に圧力を掛けた。しかし、30℃近くまで気温が上がって熱気に包まれたスタジアムで最後まで走り切ったのはホームの岡山。82分に多くの人数を掛けてカウンターをしかけ大竹が追加点を奪うと、後半ロスタイムには大竹と赤嶺のコンビでさらに1点を加えて水戸にとどめを刺した。
第7節・岐阜戦以来、約3カ月ぶりの敗戦を喫した水戸は7位に順位を下げて前半戦を折り返すことになったが、西ケ谷監督は「負けるときはいつか来るので、次に向けてレベルアップしていけばいい」と敗北を冷静に受け止めて後半戦を見据えた。
一方の岡山は7戦無敗の右肩上がりで前半戦を終えたが、目指している順位はまだまだ高いところにある。「勝ち点を予測したり後ろを向いて(現状に)浸っている余裕なんてなく、とにかくハンドルを握りしめてペダルを踏み続ける」と長澤監督は語気を強めて語り、後半戦も全力疾走していくことを誓った。(寺田 弘幸)