岐阜、後半開始早々の逆転で11試合ぶりの勝利
岐阜が開幕から積み上げてきた戦いでリーグ戦11試合ぶりの勝ち点3をサポーターに届けた。
28分、シシーニョが高橋からバイタルエリア付近でボールを奪うと、ペナルティーエリア内に侵入し、GKと1対1で横パス。これを受けた難波がゴールに押し込む。幸先よく先制した岐阜だったが、二つのスローインを起点に、39分に闘莉王に同点にされ、前半ロスタイムには小屋松に逆転弾を許してしまう。
しかし、「このままでは終われないという気持ちが強かった」(庄司)岐阜は、開幕から継続してきたパスオフェンスが後半開始直後に実を結ぶ。46分、古橋がペナルティーエリア手前左でボールを受け反転すると、小野のスルーを挟んで難波とワンツー。返ってきたボールを右でフリーになっていた大本につなぐと、大本のシュートがゴールに吸い込まれ、2-2と試合を振り出しに戻した。50分にはFKから京都に決定機を作られるが、ゴールライン上で庄司が頭でクリア。リーグ前半戦から失点の多かった後半立ち上がりを耐えて反撃態勢を整えると、54分に大本のクロスが京都DFのオウンゴールを誘い逆転。その後の京都の猛攻に耐えた岐阜が3-2で勝利した。
大木監督は試合後、「この勝利は勝てないときも応援してくれた人たちのためにある。本当におめでとうございます」とサポーターに勝利を届けたが、この勝利で披露したのは、GKまで外してシュートする判断力、選手の想像力、相手を巻き込むスピード。勝てない苦しみの中でも開幕からの取り組みを継続することでつかんだ格別の勝利だった。主将の庄司も「常に100%で取り組むチームの良さを続けていきたい」とチームの姿勢に胸を張っていた。(岩波 陽平)