山口が3月26日以来のホームでの勝利を挙げ、リーグ後半戦での巻き返しへ好スタートを切った。
この試合、山口はチームの司令塔・三幸が出場停止。山形はチームの得点王・瀬沼が欠場し、ともにチームの中心選手を欠いた。立ち上がり、山形にいきなりアクシデント。7分の接触プレーで傷んだ瀬川がプレー続行不可能になる。山形は木山監督が「いまは耐えないといけない時期」と話すほど、けが人続出で苦しい状態の中、先行きが案じられる事態が起きてしまった。
ミラーゲームのような形で進んだ前半は、ともに3バックの布陣で守備時には5バックになって守りを固め、奪ったボールを素早く前線に送ってゴールに迫る展開で進む。そんな中、38分に山口が先制する。右サイド深くから廣木が入れたクロスにファーサイドにいた小塚が反応して押し込んだ。
後半の追加点は57分、岸田が相手のパスミスを見逃さず、奪ってゴールに流し込んだ。山形はここから選手交代、システム変更で打開を図って最後まで粘りを見せたが、得点は奪えずにそのまま試合は終了した。
山口の勝利の要因は“守備の安定”にある。DF宮城がボランチに入って相手の起点をつぶし、セットプレーも集中して最後まで守り切った。(田辺 久豊)