主力組で天皇杯3回戦に挑んだ金沢とは対照的に、岡山はターンオーバーを敷いて主力を温存。それから中2日で迎えた今節、金沢の足取りは重く、体力面で岡山に分があったのは否めない。ただ、前半は一進一退の展開だった。岡山は“飛び道具”である片山のロングスローなどからゴールをうかがうが、試合は0-0で前半を折り返した。
49分、後半の立ち上がりに金沢を押し込んだ岡山が先制する。右CKのキッカーは石毛。ニアで片山が反らすと、ファーにいた塚川がヘディングシュートを決めた。金沢はボールを動かす時間を作ったものの、[5-4-1]で守る岡山の守備ブロックを攻略できない。岡山は無理に前線から追わず、素早い帰陣でスキを見せない。攻撃に切り替わると、赤嶺が安定したポストプレーで味方が上がる時間を作った。77分、岡山は再び右CKから追加点を奪う。パク・ヒョンジンが蹴ったボールは、そのままゴールに吸い込まれた。
金沢も84分に金子のクロスをゴール前に走り込んだ中美が合わせて1点を返す。その後も反撃を試みたものの、パスやクロスの質を欠き、同点弾は生まれなかった。金沢の連勝は『4』でストップ、岡山は負けなしを『9』に伸ばした。(野中 拓也)