町田のプレスと速い展開を前に完敗。終盤には退場者も…
町田の攻守における力強さが岐阜を圧倒した。
岐阜は13分、敵陣右サイドから谷澤に振り向きざまのロングパスを最終ライン裏に送られる。このボールに、先に到達したのは町田の戸高。飛び出したGKビクトルがかわされ、無人のゴールにボールを流し込まれ、あっさり先制点を奪われた。
反撃に転じたい岐阜だったが、吉田を起点とした町田の素早いプレスにビルドアップを妨害されスムーズに攻撃を展開できない。さらに「自分たちの形でもあるシンプルに早く前線にボールを入れていく展開」(相馬監督)の中で、武器であるハイプレスも機能させることができない。チームとして精彩を欠いた時間を過ごしていると、40分には自陣中央でのパスミスを吉田に拾われ、最後はボールを受けた平戸に独力でペナルティーエリア内からのシュートを許し、追加点を献上した。
後半は風間の投入で攻撃に変化が加わり、63分に古橋、65分に風間と立て続けに決定機を迎えた岐阜だったが、どちらも枠を捉え切れず、逆にここ2試合連続完封中だった町田守備陣の気持ちを引き締めてしまう。その後に訪れた岐阜のゴールチャンスは体を投げ出してブロックする深津、松本らにことごとくつぶされ、後半ロスタイムには主将の庄司が乱暴行為で一発退場。岐阜の戦いは愚かな退場劇とともに0-2で幕を下ろし、町田は今季初の4連勝を飾った。「失点は仕方がないとして、得点を奪えなかったことが一番悔しい」(大木監督)。リーグ前半戦で今季初勝利を挙げた相手に悔しい敗北を喫したことに加え、さらなる危機もチームには迫る。岐阜は次節・群馬戦でチームの生命線である主将の庄司を欠いた戦いを強いられる状況となった。(岩波 陽平)