下位直接対決。7連敗中の最下位・群馬は今季の[3-4-3]を断念し、[4-4-2]の新システムでゲームへ臨む。CBには松本から獲得した新加入のヨ・ソンヘを起用し、チェ・ジュンギとコンビを組ませた。
開幕から23試合連続失点中の群馬は、4バックにしたことで守備が安定。カン・スイル、高井らが迫力を持ってゴールへ向かう。前半は得点こそ奪えなかったものの、鋭い攻撃を繰り出して熊本を脅かす。後半開始にも波状攻撃をしかけた群馬は51分、舩津の右クロスを山岸が頭で合わせて、先制に成功。流れを手繰り寄せていった。しかし63分、自らのCKからロングカウンターを受けると、リスクマネジメントが甘くなり、八久保に同点ゴールを献上。熊本は後半、八久保、アン・ビョンジュンの前線と上里、上村のゲームコントロールがかみ合い、流れを取り戻した。
振り出しに戻ったゲームは、互いが攻撃のギアを上げ、一進一退の攻防を見せたが、痛み分けに終わった。池谷監督が「群馬が布陣を変えてきて対応するのに時間がかかってしまった。勝ち点1で良しとしたい」と語れば、森下監督は「勝てなかったが、4バックのシステムを含めて得られたものは大きい」と振り返った。
群馬としては4バックに手ごたえを得ただけに、勝ち点3を奪いたかった。「こういう試合を勝ち切る力が必要」(山岸)。新システムに舵を切った群馬はこの日の勝ち点1を次につなげる作業が求められる。(伊藤 寿学)