磐田6連勝。川崎Fは公式戦8試合ぶりの黒星
3連勝中の川崎Fと5連勝中の磐田という好調を維持する両チームが相対した一戦。失点数の少ない両者の対戦とあってロースコアのゲームが予想されたが、激しい雨が降り続いた等々力陸上競技場での試合は計7ゴールが生まれる熱戦となった。
試合をとおして川崎Fがボールを保持していたのは間違いない。それでも常に先手を奪っていたのは磐田だった。立ち上がりの8分にコンビネーションプレーから川辺が先制点を奪うと、一度は同点に追いつかれるも24分にCKから櫻内がゴールを奪取。リードを得ることで守備の意識とカウンターへの反応に集中する環境が整った磐田は、川崎Fの攻撃に翻ろうされることなく粘り強い戦いを続けていく。
一方、川崎Fは「中央を締めることを徹底させた」(名波監督)磐田に対して、一人ひとりのボールを持つ時間が長く「テンポが悪かった」(谷口)。時折、相手のイヤなところを突きながら攻撃をしかける場面を作ったが、フィニッシュの精度が伴わず。さらに「気持ちが相手のほうにいき過ぎたり、審判のほうに向かったりしてしまった」(鬼木監督)ことで、不用意にリスクを冒す守備が頻発。自分たちの対応の悪さから、徐々に守備が崩れてしまった。
こうなると磐田の狙いの一つだったカウンターが発動する。55分には裏のスペースを突いて川辺が2点目を奪うと、その後相手のミスに乗じて2点を追加。立て続けのゴールで試合の大勢を決めた。終盤は川崎Fの猛攻に遭い1点を奪われるも、大井を中心とした最終ラインが最後まで体を張った守備を披露。会心の勝利でリーグ戦の連勝を6に伸ばした。
対して川崎Fは公式戦8試合ぶりの敗戦。「自分たちがもっと突き詰めないと上にはいけないと、この段階で知れて良かった」とは中村憲剛の言葉。もう一度自分たちの戦いを見つめ直すことで、次節のFC東京戦で再起を図りたい。(林 遼平)