前半、主導権を握っていたのはホームの新潟だった。攻撃の中心となったのは、加入後初出場のFWドウグラス・タンキ。体の強さを生かした前線からの守備で、中町や中澤からボールを奪い取っては素早く味方へ展開。15分に矢野に渡れば決定機というシーン、25分には磯村のシュートチャンスを演出した。
しかし後半、流れを手繰り寄せたのは横浜FM。齋藤とマルティノスが左右のポジションをチェンジすると、左SBの山中が齋藤との連係で攻撃参加を増やし始める。すると54分、新潟のパスミスを奪った流れから山中がクロスを上げ、右サイドから侵入したマルティノスが決めて先制に成功する。
追いつきたい新潟は59分、タンキがCB二人をかわしてシュートを放つが、枠外へ飛んでしまう。
73分には、新潟のクリアミスを収めた天野が、左足で豪快なミドルシュートを決めて2-0と突き放し、試合はこのまま終了。横浜FMは3試合ぶりに勝利し、10戦負けなしで4位に浮上した。
前節で連敗を止めた最下位の新潟は、ここから勢いに乗りたかったが、「ミスから2失点して負けてしまったので、本当にもったいない試合だった」(大武)。中3日で迎える次節、ホーム・川崎F戦で白星を目指す。(野本 桂子)