開始前、激しい雨とともに雷鳴が轟き、キックオフ時間は1時間遅らされることに。波乱を予感させる幕開けとなったゲームだったが、11戦負けなし、かつ3連勝中と勢いに勝る岡山が前半から主導権を握る。
立ち上がりこそ京都が攻勢に出るが、横幅を広く使って攻める岡山がすぐに押し返す。13分にパク・ヒョンジンがFKを鮮やかに沈めて先制すると、その後はスピードのある京都の両ワイドを5バック気味に封じ、中央では闘莉王、大黒の2トップをフリーにさせず。岡山が手堅い守備で試合をコントロールしていく。
反撃に出たい京都は61分に大黒をあきらめ、ケヴィン・オリスを投入。闘莉王とのツインタワーにボールを集め、同点ゴールを狙いにいく。それでも岡山は堅牢な守備組織を保ち続けるが、最後の最後で個の力に屈することとなる。90+4分、京都が得たCKをオリスが頭で合わせると、岡山の関戸がゴールライン上で試みたクリアも虚しくボールはクロスバーに当たってゴールへ吸い込まれる。土壇場に京都が見せた執念の一撃で、試合は1-1のドローに終わった。
この試合にクラブ初の4連勝が懸かっていた岡山だが、その快挙は達成寸前で幻となった。「『踏ん張り切る力が必要だ』と京都さんに教えてもらった」と長澤監督。今季最高の7位へ浮上していた順位は8位に後退した。大混戦のJ2上位争いの中で再び上昇カーブを描けるか。ここがまさに、岡山の踏ん張りどころだ。(川瀬 太補)