田口初ハットトリック。4-0から追いつかれるも、さらに名古屋が突き放す
両チーム合わせて11得点という1試合のJ2最多得点を更新する乱打戦は、名古屋が粘る愛媛を7-4で下した。
名古屋は開始わずか2分、佐藤の今季2得点目となるゴールで先制すると、田口の直接FKやシモビッチのシュートで、前半のうちに3点をリードする。後半の開始直後にも、この日がJデビュー戦となる特別指定の秋山のクロスを田口がヘディングで決め4-0とし、名古屋の圧勝ムードが漂った。
しかし、愛媛・間瀬監督は「絶対にあきらめない」と選手を鼓舞し続けた。58分に交代出場の丹羽がゴールを決め、反撃ののろしを上げると、直後に名古屋CBのイム・スンギョムが負傷で交代。これで守備が混乱した名古屋に対し、愛媛は左サイドから攻撃をしかける。69分に白井が豪快なミドルシュートを突き刺すと、河原、丹羽が続き、72分、ついに4-4の同点に追いついた。
それでも名古屋は「自分のミスで失点したので」と青木がここから意地を見せる。自陣で相手ボールを奪って持ち上がり、ガブリエル・シャビエルとパス交換して右足を振り抜くと、シュートは相手GKの手をはじきゴールに吸い込まれた。再びリードした名古屋は青木がもう1点追加し、後半ロスタイムには、田口がプロ初のハットトリックとなるシュートをねじ込み、ダメを押した。
「ハットトリックしたことは良かったが、4-0から4-4になったことは反省しないといけない」と田口。負傷者や移籍による離脱で手薄になった守備への不安を口にした。また、間瀬監督は「名古屋と愛媛の間には3点ぶんの差がある。その差を埋めるべく、次節から挑戦していきたい」と戦う決意を新たにしていた。(斎藤 孝一)