敗色濃厚の磐田が川又のヘッドで同点に追いつく
最初に攻勢をしかけたのは、磐田だった。1分、2分、3分と立て続けに相手ゴールへ迫ったホームチームがスタジアムを沸かせる。立ち上がりの良さは今季の磐田の特徴だが、今節はチャンスで決めることができなかった。
15分にはアダイウトンの落としを受けた川又が左足シュートを放ち、16分にもアダイウトンからのリターンパスを受けたムサエフがフィニッシュも、枠を捉えることができない。
すると、C大阪が次第にペースを取り戻し、ソウザ、山口のダブルボランチを起点に前へと出て行けるようになる。28分、ソウザのスルーパスに反応した水沼がクロスを供給。これは中の味方に合わなかったが、攻撃の形を作り出した。
そして37分、ソウザが右サイドに展開すると、水沼が得意の高精度クロスを送る。これに走り込んだ杉本が難しい態勢から右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
後半開始から磐田が動く。試合中に腰を痛めた宮崎に代えて小川大を投入する。57分、右からのクロスにファーサイドにいた川又が頭で落とすと、前線に残っていた大井が粘ってアダイウトンがシュートを放つも、クロスバーに嫌われゴールならず。
C大阪は59分、リカルド・サントスに代えて木本を投入し、守備の枚数を増やした。攻めあぐねる磐田だったが86分、ショートコーナーから中村俊がクロスを入れると、川又がヘッドで決めて同点に追いつく。敗色濃厚だったサックスブルーが、土壇場で勝ち点1をつかみ取った。対するC大阪は、勝ち点2を取りこぼす悔しい結果となった。(青木 務)