横浜FM、2位浮上ならず。神戸は連敗阻止
ヘッドコーチを務めていた吉田氏が監督となり初陣を迎えた神戸。対するは12戦負けなしで、今節勝利すれば2位に浮上する横浜FM。その前半は、吉田監督が「ハードワーク、球際、プレスともに悪くない」と評したように、互いの守備組織が中盤を中心にバトルを繰り広げる我慢の応酬となった。
神戸は小川の縦のスピードを随所に生かした。16分にポドルスキからのパスで抜け出し、24分にはカウンターから最終ラインの背後に抜け出し右足でシュート。だが、GK飯倉が冷静にポジションを取り、神戸はチャンスを生かせない。一方の横浜FMは左サイドでは齋藤を軸にボールを回し、右サイドではマルティノスが単騎突破を図る。神戸の両SBを務めた松下、藤谷は粘り強い対応で突破を制限したが、横浜FMは前半終盤にかけて天野が絡んだ左サイドでチャンスメーク。左SBの山中が何度か裏に抜け出すシーンを作るなど徐々にリズムを作った。
すると後半、序盤に横浜FMが牙をむく。マルティノスがサイドを突破。中央に切り込んでウーゴ・ヴィエイラに合わせる決定機を作り出す。吉田監督は「天野選手がフリーになっていたので、あそこの(ケアを)はっきりさせたかった」と74分には三原を投入してトリプルボランチにシステム変更。守備の安定を図る。横浜FMは直後の79分に富樫がチャンスを迎えたが決め切ることはできなかった。
両雄の“堅さ”が最後まで崩れることのなかったマッチアップはドロー決着となり、神戸は連敗を3でストップ。「最後のところのクオリティーを欠いた」と悔やんだ横浜FMのエリク・モンバエルツ監督だったが無敗記録を13に伸ばした。(小野 慶太)