3連戦の3試合目。互いに疲労が溜まる中で、終盤に向かうにつれてより難しい試合になることは予想できた。だからこそ、試合の勝敗を左右するポイントは先制点だったと言っていい。
「開始から10分、15分の勝負だと言っていた」。山田が振り返るように、湘南は立ち上がりから攻勢をかけた。チームは4バックの布陣を採用。後方にCBを残し、両SBが高い位置を取ることで、局面で数的優位の状況を作り出しながら中央とサイドをうまく使い分けて攻撃をしかけていった。14分には表原のシュートがバーを直撃。湘南がゴールを奪うのは時間の問題かと思われた。
しかし、なかなかチャンスを決め切れない時間が続くと、敵将の池谷監督が動く。「[3-5-2]に戻して中盤を3枚にすることでうまく対応できた」。熊本は中央を厚くすることで相手の縦パスの頻度を減らし、徐々にリズムを取り戻していった。
その後は互いに攻め合う展開の中で最後までゴールは生まれず。「チャンスがある中で決めないとこういうゲームになってしまう」と端戸。序盤のチャンスをつかみ切れなかった湘南は連勝が4でストップ。熊本とともに勝ち点1を持ち帰る痛み分けとなった。(林 遼平)