先制され目覚めた名古屋。敵将も脱帽の完勝劇
J1自動昇格を占う大一番となった2位・福岡と3位・名古屋の一戦は「力の差を認めざるを得ない」と、福岡・井原監督が悔しがるほどの完勝で名古屋が勝利し、その差を勝ち点3にまで縮めた。
立ち上がりは福岡のペースだった。ロングボールで相手DFの背後を狙い押し込んでいく。11分には左右に揺さぶりながら三門のシュートにつなげ、あっさりと先制点を奪った。
しかしこの失点で目の覚めた名古屋は、すぐにCKから同点に追いつく。19分、ガブリエル・シャビエルの蹴ったボールをニアで合わせた青木がシュート。GKがはじいたところをシモビッチが押し込んだ。その後も名古屋がボールを保持すると、福岡は自陣にくぎづけとなりシュートに持ち込むことができない。
1-1で折り返した後半も名古屋が試合を支配する。61分にはシャビエルの絶妙なヒールパスを受けた秋山がマイナスにクロスを入れると、最後は青木が右足のアウトサイドでゴールに流し込み、ついに名古屋が逆転に成功する。青木はこれで5試合連続の得点、名古屋のクラブ記録に並んだ。
さらに名古屋は78分にCKからイム・スンギョムがダメ押しとなるJ初ゴールを決めて、上位の福岡を3-1で下した。
前節・町田戦では集中力が保てず、相手の時間帯を作ってしまった名古屋だが、この日は最後まで自分たちのリズムを崩さずにボールを保持。特に後半は相手のシュートを2本に抑えての完勝劇だった。風間監督はそれでも「これで良いというわけではないので、まだまだ技術を高めないといけない」と今後の戦いを見据え、兜の緒を締めた。(斎藤 孝一)