川又の二ケタ弾と松浦の直接FKで難戦を制す
荒れ模様の試合を制したのは、ホームの磐田だった。
最初のチャンスはアウェイの神戸に訪れる。9分、細かいつなぎから右サイドの小川が低いクロスを入れ、ハーフナー・マイクが狙う。しかし、これはクロスバーに嫌われた。2分後にはルーカス・ポドルスキのスルーパスに味方が抜け出すも届かず。「立ち上がり、自分たちが思い描いていた形でチャンスを迎えたが、前半の途中からバタバタしてきて、自分たちのつまらないミス、判断ミスやパスミスで少しリズムを作れなくなった」
試合後、神戸の吉田監督が振り返ったように、以降は磐田がペースを握ることになる。17分に川又がバックヘッドで狙うと、20分にも背番号20が強引に左足シュートを放つ。
迎えた24分、スタジアムが騒然とする出来事が起こる。ペナルティーエリア内で粘ったアダイウトンがループシュートを放つと、神戸の渡部が懸命に戻ってジャンプしボールを外へ出す。すると磐田の選手たちは渡部のハンドを猛然とレフェリーにアピール。しかし、判定が覆ることはなく試合再開。両者ともにヒートアップする中で前半が終了した。
そして後半早々の48分、ポドルスキにゴールを奪われてビハインドを背負うことになった。元ドイツ代表の一発で神戸は活気づいたが、磐田がすぐさま同点に追いつく。失点から3分後の51分、上田のボール奪取からアダイウトンに渡り、最後は川辺のスルーパスを川又が冷静に沈めた。
さらに79分、途中出場の松浦が直接FKをゴール右スミに決め、逆転に成功。サックスブルーが、非常に難しい一戦で勝ち点3をもぎ取った。(青木 務)