原のFKと武田の頭。そして強固な守備ブロック
18位・金沢と20位・讃岐の下位直接対決はJ2残留争いの行方を占う大一番。金沢の新戦力、沼田は前節に引き続き先発。これがホームデビュー戦となった。木島徹を出場停止で欠く讃岐は、原が先発に名を連ねた。緊張感漂う“6ポイントゲーム”で先手を取ったのは讃岐だった。
7分、馬場がディフェンスラインの背後にパスを送ると、裏に抜け出そうとした原がファウルを受けてFKを獲得。ゴールほぼ正面の直接FK。キッカーの原が鮮やかにゴールネットを揺らした。先制した讃岐は自陣に[4-4-2]の守備ブロックを構築。FWの守備位置をセンターサークル自陣側よりもさらに低く設定。全員が粘り強くスライドしながら、撤退守備を行う。
そのため金沢がボールを回す時間が長く、敵陣へ侵入したものの、中央をキツく締める讃岐の守備ブロックを攻略できない。すると、42分、讃岐に追加点を奪われてしまう。左CKをファーサイドで永田が折り返し、武田が頭で押し込んだ。金沢は前半立ち上がりと終了間際の失点で試合を難しくした。
後半も金沢がボールを保持して讃岐が守る展開。51分、沼田の縦パスに反応した佐藤がDFと入れ替わり、GKとの1対1を制し、1点を返す。中美が中盤に下りる動きでCBを一枚食いつかせて生じたスペースを佐藤が突いた形だった。その後、金沢はボールを左右に散らしながら好機をうかがう。ただ、讃岐はボールを回されても最後まではやらせない守備で1失点に抑え、5連勝を達成した。
セットプレー2発と強固な守備ブロックという讃岐の術中にハマり、絶対に負けられない戦いを落とした金沢は8戦勝ちなしとなった。(野中 拓也)