岐阜が粘り勝ちを収めた。
ボールを保持する岐阜に対し、愛媛が5バックとなって守備し、カウンターを狙う構図でスタートした序盤の攻防。明確なゲームプランを用意した愛媛だったが、15分、風間のペナルティーエリア左端から右足で巻いたスーパーゴールがそのプランを狂わせた。
前半は愛媛をシュートゼロ本に抑えるほど、岐阜の高いパフォーマンスが目立ったが、後半に入ると両チームが攻勢をかける。岐阜は51分にシシーニョが退き、愛媛は藤田と小池の投入で前への比重が増加し、オープンな展開となる。すると79分、中央でのFKの流れから、最後は有田が決め、愛媛が同点に追いつく。その後も前へと突破する愛媛を前に、岐阜にとっては悪い予感のする展開となったが、72分から途中出場でピッチに入っていた「いてくれるだけで大きな存在」(田森)のベテランがチームを救う大仕事をやってのける。
86分、岐阜は右サイドからのCKを難波が頭で押し込み値千金の決勝点。このゴールが愛媛に与えたダメージは言うまでもなく、試合はこのままタイムアップ。岐阜が粘って、リーグ後半戦初の連勝を収めた。
この試合で岐阜は3バックのチームに今季2勝目。試合後に大木監督は失点場面を挙げて「納得がいかない」とご立腹。しかし、後方に人数をかけ、カウンターを駆使する相手を退けたことは、今後の戦いに向けたターニングポイントになり得ると捉えることもできる。(岩波 陽平)