千葉は町田の欠場もあって今季初めてダブルボランチを採用し、[4-4-1-1]の布陣で臨んだ。序盤はボールを握るものの、忠実に左右にスライドする岡山の組織的な守備網を突破できず、21分には赤嶺に先制点を奪われる。ここで一つのポジション変更が功を奏す。動きの自由度が高いセカンドトップの『1』にはそれまで清武が入っていたが、船山とポジションチェンジ。船山が上下左右に顔を出してコネクターとなることで圧力を掛けていくと39分、CKの流れから山本の好クロスを近藤が頭で流し込んで同点に追いついた。
後半立ち上がりはパスの精度を欠き、ビルドアップに苦しんだが、またもセットプレーから得点が生まれる。56分、右CKでマークを完璧に外した乾のヘディングシュートで逆転。その3分後にはラリベイのゴール左手前約25mからのゴラッソで突き放す。73分には“勝利の方程式”と言える大久保を投入し、5バックに変更。やや勢いを取り戻した岡山の反撃にも慌てず対応し、試合を終わらせた。
ここ2試合、低い決定力に泣かされていた千葉だが、第22節・讃岐戦以来の3ゴール(讃岐戦は4ゴール)。「決定率の高さが勝敗を決めた」というフアン・エスナイデル監督の言葉どおりの結果となった。(大林 洋平)