直近5試合で1勝4敗の水戸と3連敗中で6試合勝利のない岡山との一戦。西ケ谷監督が「結果にフォーカスして戦った」と語ったように、両チームとも勝利への執念をむき出しにして戦った。「どっちが勝ってもおかしくなかった」(福井)互角の試合展開の中、勝負を分けたのは一つのスキだった。55分、相手のドリブル突破を止めた加地はその後のプレーを迷い、バックパスをミスしてCKを献上。そして、CKで岡山は細川のマークを外し、フリーでヘディングシュートを放たれ、ゴール前の内田に押し込まれて先制点を許してしまった。岡山の選手たちは内田がオフサイドの位置にいたと主審に猛抗議をするも判定は覆らず。長澤監督は「問題はどフリーでヘディングを打たれていること」と厳しい口調で指摘し、さらにセットプレーからの失点が続いていることに対して、「同じやられ方を何回もして、プロとして情けない」と悔やんだ。
一方、先制したあと、水戸は岡山の徹底したパワープレーに苦しみ、ピンチを招くもゴール前で粘り強く対応。GK笠原の再三の好セーブもあり、無失点でしのぎ切った。90分をとおして一度もスキを見せることのなかった水戸が3試合ぶりの勝利を手にした。(文・佐藤 拓也)