セットプレー2発で逆転。京都が今季初の3連勝
スピードのある京都のサイドアタッカーを警戒し、熊本が5バックの布陣で臨んだ一戦は、両チームが前半からセットプレーでスコアを動かしていく。
序盤にまず主導権を奪ったのは2連勝中の京都。開始4分にFKから闘莉王が頭で合わせると、13分にも右サイドのクロスを闘莉王がヘディングで合わせゴールに迫る。しかし、先制したのは熊本。22分に得た、やや左寄りの距離のあるFK。これを上里が左足で直接狙うと、低い弾道のボールが京都の選手をかすめて軌道を変え、さらに慌てて伸ばした闘莉王の足に当たってオウンゴールとなる。
だが、熊本のリードは長く続かない。38分、京都のペナルティーエリア右脇からのFKは、一度は逆サイドまで流れるも、その後の展開からクリアボールに反応した石櫃がダイレクトで右足を振り抜く。そのシュートが見事にサイドネットに突き刺さり、スコアをイーブンにする。
後半に入ると熊本が攻勢に出る。「[5-4-1]にしてオーガナイズを変えたことで攻撃を活性化できた」(池谷監督)。後半開始早々、黒木が早いタイミングで右サイドからグラウンダーのクロスを送り、走り込んだ嶋田がGKと1対1に。この絶好機が京都GK清水に阻止されると、直後にも上村が際どいミドルで京都ゴールを脅かす。その後も熊本が最終ラインの背後を何度も突き、チャンスシーンを重ねていった。
劣勢の時間が続いた京都だったが、またも1本のセットプレーで形勢を逆転させる。71分の右からのCK。闘莉王が追いすがるマーカーをものともせず、ヘディングで豪快に叩き込んだ。この1点で落ち着きを取り戻した京都は、熊本のさらなる反撃を許さず。終盤のパワープレーもしのぎ切り、2-1で逆転勝利を収めた。
3試合続いていたクリーンシートこそ途切れたものの、京都はこれで今季初の3連勝。順位を14位に浮上させている。(文・川瀬 太補)