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J2リーグ 第37節
10/15(日) 19:30 @ 正田スタ

群馬
1
0 前半 0
1 後半 2
試合終了
2
東京V

Column 試合後コラム

サポーターからのSOS。懸念される群馬の未来

2017/10/18 10:00

 群馬サポーターの堪忍袋の緒が切れた。逆転負けを喫した東京V戦試合終了直後、ゴール裏のコアサポーターたちは一斉に大横断幕を広げた。それらにはこんなメッセージが書かれていた。
『SOS』『今、このクラブで起きてることを見逃してよいのか!?』『私物化するGM菅原→不信任!!!』
 今季の低迷の発端の一つは、昨季末の服部浩紀前監督の退任だった。服部前監督は限りある戦力でチーム強化を図り、J2残留に成功。しかし、来季に向けての準備を進めている最中に、菅原宏GMが衛藤元コーチの解任を要求。「チームの根幹を築いた衛藤コーチがいなければ戦えない」と言う服部前監督と、刷新を主張する菅原GMらの意見が合わず、服部前監督は退任することに。服部前監督、衛藤コーチ、吉澤英生コーチのS級ライセンス保持者3人が同時に群馬を離れる事態となった。
 そして菅原GMが連れてきたのが、かつて磐田などで指揮を執った森下現監督。しかし、ポゼッションスタイルを目指したチームは、開幕から11試合勝ちなしと低迷。チームは3バックから4バック、ポゼッションからカウンターサッカーへと、システム・戦術ともに試行錯誤を繰り返すことになった。結果が出ない中で右往左往する群馬は、サポーターの決死の応援も虚しく、今節でJ3降格圏となる21位以下が決定した。
 チームの危機にもかかわらず菅原GMは開幕戦以来、試合会場に姿を見せず、公の場でのサポーターズカンファレンスの開催も拒否。8月、自らが代表を務めるtonan前橋(関東2部)が降格の危機に瀕すると、選手育成の名目で群馬から6選手を移籍(期限付きなどを含む)させ、同リーグ2位に躍進させた。この2年間で群馬からtonan前橋へ移籍した選手は計11人にも及ぶ。
 群馬県サッカー協会の専務理事でもある菅原氏がGMを務める群馬は、J3降格圏が決まっても誰も責任を取る気配がない。それどころか森下監督は「やり続けるのも責任。クラブがやってくれと言うなら、やり続ける」と来季の指揮に意欲的だ。
 群馬の闇は深い。これを機にクラブのウミを出さなければ、J3降格となった場合、J2復帰は限りなく不可能に近い。財政が急激に悪化するクラブは消滅の恐れもある。これがいまの群馬の現状だ。(文・伊藤 寿学)

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