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粘るG大阪を振り切り、川崎Fが今季一冠目/富士ゼロックス スーパーカップ2021

2021/2/22 15:00


Photo: Norio Rokukawa

 シーズンの幕開けとなる富士ゼロックス・スーパーカップ。昨季のJ1および天皇杯王者と両コンペティション2位チームによる、頂上決戦だ。
 選手の顔ぶれに変化は僅少。変更点は、川崎Fのアンカーにジョアン・シミッチが入ったこと、G大阪が[4-3-3]のシステムだったこと。また、大島と宇佐美というキーマンをそれぞれ欠いていた。
 前半は完全に川崎Fペース。開始10分で3度の決定機を創出し、敵陣に相手を押し込み続けた流れで29分に先制点を挙げる。田中からパスを受けた三笘がエリア内に進入し、GK東口との1対1を制した。さらに32分、左から入れたクロスが逆サイドまで流れると、フリーだった右SBの山根がシュート。これを中央の三笘がコースを変えて流し込んだ。
 前半が終わって2-0。この時点では、ボールの取りどころが見つからず、意欲がしぼんでいくように見えたG大阪にほぼ勝ち目はないと思われた。
 ただ、そこからが宮本采配の真骨頂。選手がやるべきことを整理して後半に臨むと、川崎Fの強度が下がったこともあって攻撃機会を増やしていく。そして60分、パトリックに入ったクロスのクリアが小さくなると、最後は矢島が素早く反転シュートを決めて1点を返す。立て続けに66分、山根のハンドでG大阪がPKを獲得する。パワフルに蹴り込んだパトリックによる67分の同点ゴールで、試合の行方はまったく分からなくなった。
 レアンドロ・ペレイラ、チアゴ・アウベスという切り札を投入したG大阪に対し、川崎Fもフレッシュな選手を入れて勝利を目指す。PK戦もちらついた最終盤、決めたのは川崎Fの小林だ。遠野からのパスを冷静に流し込み、昨季2冠の王者が19年大会以来2度目のスーパーカップ制覇を成し遂げた。「3得点で勝つ」、「勝負強さ」。指揮官が挙げていた二つのポイントも今季最初の公式戦から達成している。(田中 直希)

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