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J1リーグ 第37節
11/30(日) 14:00 @ ノエスタ

神戸
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試合終了
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FC東京

Preview 試合プレビュー

より高みでフィニッシュへ

2025/11/27 19:30

■神戸
叶わなかった目標。来季以降のために3位以上で

 過酷で長いシーズンを戦ってきた神戸。いよいよ最終盤を迎える中、今節はリーグ戦におけるホーム最終戦だ。多くの声援と後押しを続け、チームに力を届けてきたホームサポーターに、今季最大級の歓喜を届けるための一戦ともなるだろう。
 夢に見たリーグ3連覇はならなかった。先週末には天皇杯決勝で町田に敗れ、今季の無冠が確定した。その悔しさは容易に切り替えられる代物ではない。ただ、神戸は常に“アジア”を目指すことも大きなテーマとして存在する。吉田監督は「(リーグ戦の順位は)数字的には2位(の可能性)はまだ残っているし、3位の座を取るのもすごく大事。翌年のハーフシーズンで今季の1、2位のチームが優勝すれば、3位に(2026 /27シーズンのACL出場権が)繰り越されることを踏まえれば、3位以上を狙うのがマスト」と話している。現在、神戸も挑んでいるACLE25/26の優勝チームがどこになるかなど、ほかの要因が重なるものの、ACLE26/27への出場権も意識しながら、“3位以上”という目標へ強い気持ちで挑みたい状況だ。
 天皇杯決勝こそ、相手の良さに持ち味を消される苦しい試合とはなったが、準決勝・広島戦ではむしろ神戸らしい戦いぶりで完勝を飾った。今季はケガに悩まされた武藤も完全復調の動きを見せており、その推進力を武器に、必勝戦の先頭を切ってくれることは確実だ。26日のACLE第5節・上海申花戦は2-0で勝利。無冠の悔しさを乗り越え、耐え抜いた末に全員で勝点3をつかみ取った、神戸らしい戦いぶりを披露。負傷離脱からエリキが復帰するポジティブ材料もあり、今節も中3日という連戦となるが、士気に陰りはないだろう。25年版・神戸のフルパワーを披露するのみだ。(文・小野 慶太)

■FC東京
「やることは変わらない」。闘志を燃やす安斎

 終わってしまったことをいつまでも悔やんでいても、前には進めない。重要なのは、天皇杯準決勝での敗戦という経験を、いかに前向きな力に変えて今節に臨むかだ。今季、この難しいモチベーションの波を身をもって経験してきたのが安斎である。彼は一年半前から「SBで勝負したい」とクラブに訴え続けてきた。しかし今季はチーム事情もあり、シャドー、左右のWBなど多岐にわたるポジションを任されてきた。思い描いた道とは違う現実に心も身体も追いつかず、ピッチから遠ざかり、自分自身を見失いかけた時間もあった。
 それでも安斎は、再びピッチに戻ってきた。
「自分の願いがかなわなくても、根本にあるのはチームのために戦うという思いです。自分の希望と違う役割でも、その選択がクラブの勝利につながるのであれば本望です」
 今季残り2戦は、気持ちの整理が問われる時間だが、安斎に迷いはない。
「僕自身、やることは変わらない。個々のモチベーションが難しい時期だけど、今季はそういう状況を何度も経験してきた。だからこそ、どんな状況でもやるべきことは変わらない」
 思いどおりにいかない現実と向き合い続けたからこそ、いまの彼の言葉には揺るぎがない。そんな安斎が神戸戦で示したいものは明確だ。
「観ている人に戦う姿勢、自分の思いを感じてもらえるようなプレーをしたい。観ている人が熱くなれるものを届けたい」
 これまでの苦しみを抱えた上で、それでも青赤のエンブレムを背負っている限りはチームの勝利のために戦う。その姿勢こそが安斎の変わらぬ強さであり、神戸戦へ向かう彼の答えでもある。(文・匂坂 俊之)

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