小泉躍動にGK西川のストップ。浦和が進化示す白星
浦和は連勝へのリスタートに、大分は大型連敗のストップに。互いに流れを変えるために勝利が欲しかった試合は、最後に浦和の意志が上回った。
浦和は杉本が先発に返り咲き、大分もGKポープ・ウィリアムが今季初先発となるなど、両チームが21日のルヴァンカップで活躍した選手を起爆剤として起用した。
お互いのチーム状態を表すように、試合はまず浦和が主導権を握って進む。そのままのいい流れの中で、3分には早くも得点が生まれる。杉本の落としを山中が低いクロスで折り返すと、このボールに合わせてペナルティーエリアに飛び込んだのは右SBの西。ビューティフルなボレーが決まり浦和が先制に成功した。大分は何もできないままに先制され、悪い流れが続くかに思われたが、ここから盛り返していく。序盤は浦和の鋭い攻守の切り替えに押し込まれていたが、徐々に守備網を突破していきボールポゼッションを回復。そして24分、波状攻撃から、最後はクロスのこぼれ球を町田が流し込んで同点に。さらに41分、ロングボールを回収すると、浦和が陣形を整える前に鋭く縦へとつなぎ、槙野のクリアミスのような形になったボールを再び町田が押し込んで逆転に成功した。
浦和は後半頭から伊藤敦を投入して小泉を一列前へ移す。一時は攻撃に勢いが戻ったが、自陣でのミスもあり失速。それでも60分には汰木、69分には興梠に田中と、アタッカーを矢継ぎ早に投入し、徐々に大分ゴールに迫っていく。そして75分、ゴール前で得たFKから、一旦はクリアされたボールを小泉が左足でクロス。これに槙野がスライディングボレーで合わせ同点に追いついた。さらに82分、明本のアーリークロスに抜け出した小泉はシュートを打ち切れなかったが、こぼれ球を田中が押し込んで勝ち越しに成功。大分はアディショナルタイムに何度もチャンスを得るが、ここはGK西川がすべてストップ。浦和は連敗を阻止し、大分は泥沼の7連敗となった。(文・沖永 雄一郎)