東日本大震災後、最後にチームに合流したのがマルキーニョス。既に3日の仙台出発時にはチームメートともにいたが、練習に合流したのは4日の関東キャンプスタートが最初である。コンディションが心配されてもおかしくないところだが、一時帰国していたブラジルで毎日筋力トレーニングを欠かさなかったということで体のキレに問題はなかった。「メンタル面で疲れが溜まっていたけれどリラックスして帰ってこられた。今まで以上に力を尽くすだけ」と多くを語らなかったマルキーニョスだが、手倉森監督によれば市原市に到着した3日の夕食を前に仲間の前でスピーチをしたという。「『ブラジルで仙台の様子もニュースで流れていて、そのたびに心を痛めていました。被災して今も苦しんでいる人たちの分も自分達は頑張らないと』といったことを言ってくれました。自分達のキャンプのスタートに相応しいいいスピーチだったと思います」と、監督はそのスピーチについて語る。